2019年10月24日(木)
知っているつもりで
知らないことって
意外と多い
僕が24歳で実家を出てから
45歳になって 再び
実家に戻るまでの21年間
僕の母は 老いるばかり
ではなかったことを
今日 知った
夕方 リビングでひとり
DVDを眺めていた母が
母「これ この間の発表会」
僕「へえ〜」
母「これが プログラム」
と言って僕に見せてくれた
そのプログラムには
開会の挨拶として
母の名前が記載されていた
僕「え!これ全部
母さんが教えてるの?」
母「もちろんよ」
以前 母から
最近 詩吟を教えているのよ
と 聞いてはいたものの
詩吟だけじゃなく 民謡も教えて
三味線も弾いて
ついでにキーボードみたいなのも
弾いている・・・
演目は 約50曲
区民ホールの客席は
小ホールとは言え 満席で
ロビーまで 人が溢れていたという
その映像には
薄いピンクの着物を着て
若々しく ハツラツとした
母の姿が写っていた
元々は 亡くなった祖母が
習っていた詩吟教室
その 送り迎えをしていた母が
祖母が亡くなった際 先生から
あなたもやれば?
と声をかけられて 始めたという
僕が20代の頃
母が詩吟を習い始めていた
そのことだけは
知っていたけれど
まさか それが
こんなに晩成していたなんて
やるじゃん 母さん
母「この時 お父さんが
受付をやってくれていたのよ」
やるじゃん 父さん
なんだかんだで
二人とも やりたいことやって
楽しんでいるんだなぁ・・・
と 嬉しくなりながらの 夕飯
酒粕に漬け込んでおいた鮭を
焼いて食べたら
旨かった